京都市電N113型移設工事
2021年12月7日・8日
京都府与謝野町の加悦SL広場、展示されていました京都市電(N113号)の移設作業を行いました。こちらの車輌は1915年に新製され1947年京都電気鉄道が京都市に買収されたのに伴い「N113」と改番。その後、1961年北野線廃止に伴い廃車となり宝塚ファミリーランド電車館に展示されました。2003年の閉園に伴い加悦SL広場に移設されました。そして2020年3月閉館され、譲渡されることとなった為、弊社で移設作業を行いました。
電車揚重作業(加悦SL広場)
雨天の中テキパキと屋根についているパンタグラフの撤去、電車の揚重を行いました。総重量が7t以上ある為、25tラフタークレーン2台で相吊りを行いました。






据付場所への出発
加悦SL広場から和泉市まで約200㎞を夜間走行で運搬しました。ルートの最終確認等の打合せ後、21時に出発して到着したのは3時過ぎでした。




据え付け作業
積込時と同様に25tラフタークレーンを2台使用し据付作業を行いました。


まとめ
今回の作業は過去の作業と違い、所有しているのが市ではなく会社だった為、譲渡にあたって公表されることがなく見物に来られる方が少なかったです。作業としては合図者の元で相吊作業を正確に慎重に行えました。今後この電車は補修工事を行った後、パンタグラフを付けに行き完成となります。また完成後の写真も載せようと思いますので宜しくお願いします。